Q:
新築住宅での、建設費の坪単価の目安を教えてください。

A:

参考になるサイトとして、以下のサイトを紹介します。

日経住宅サーチ-坪単価計算機-  ←2011年4月でこのページが閉じられてしまいました(2011.08追記)

日経のサイトなので、信頼できると思ってよいでしょう。
これで例えば、東京(特別区)の木造在来工法で選んでクリックすると

 ローコスト   64.2~66.5 万円/坪
スタンダード 75.5~78.3 万円/坪
ハイグレード 83.0~86.1 万円/坪

となります。

ちなみに、私たちの作品をそれぞれの地域、工法に当てはめて計算させると

鉄筋コンクリート造の六条の家は、 ローコストグレード
木造2階建ての大倉山の家は、ローコストとスタンダードの間
木造3階建ての狛江の写真館はハイグレード

となります。

それぞれの写真を見てもらえば判りますが、

六条の家がローコストになるのは意外だと思います。 この理由は床面積が大きいというスケールメリットがあることと、お金をかけるところとかけないところのメリハリをつけることをしたからです。

一方で、
狛江の写真館は、さほど贅を尽くした建物には見えないと思います。
しかし、ノッポの木造3階建て、1階に天井の高いスタジオが入っていること、高齢者対応のためにホームエレベータや各階に水周りを設けざるを得なかったこと等、コスト増になる要因が重なったためハイグレードの価格帯となりました。

私たちのやっているものは、特殊な与条件がなく、整形な土地形状、延床40坪前後の木造2階建てであれば、スタンダードクラス前半の坪単価になるような設計をしています。

ですが、住宅は家族のスタイルに合わせてつくるもの。常に特殊解です。
「わが社の設計は坪○○万円~」 とか
「○○万円で家が建つ」
などとコストを前面に打ち出し、それを理由に自分の設計仕様や間取りをお客様に押し付ける、というやり方はしません。
もちろん予算を意識しますが、間取りとデザインは“常にお客様と話し合いながら”決めていくというスタイルです。

東北大震災、消費税アップなどで、建設単価が上がり気味になっています。私どもでは、来訪されるお客様に対して直近の坪単価をお話しさせてもらっています。(2015.03追記)