Q:
どんな家にしたいのか、上手く伝えるにはどうすればいいですか?

A:
デザインの好みについては、雑誌などで気に入った写真を見せていただけると、お互いにビジュアルを共有できますし、設計の道しるべにもなるので、有効な方法です。

でも、家のあり方については「上手く伝えよう、伝えなくては。」などと考える必要はありません。
初めは、ざっくばらんに思うままをお話になってください。

広くて明るいリビングがいい、子どもの気配が感じられる家がいい、家事が楽な家、リラックスできる雰囲気、水廻りにはこだわりたい…。

例を挙げるときりがありませんが、私たちと雑談しているぐらいのつもりで、ご自分の好きなもの、理想、こだわりポイントなど、どんどんおっしゃってください。
私たちも、この段階では「話を聞く」ことに集中します。
メモもポイント程度しか取らないので、ご心配になる方もいらっしゃるのですが、話の流れをつかむことが私たちにとって大切なのです。流れがつかめていれば、打ち合わせの内容はちゃんと頭に入るものです…。

言葉では同じ「よい」でも、「すごくいい」のか「まあよい」なのか、お客様の肉声を伺えばよくわかります。
また、“雑談”の過程では、「さっきと違うことを言った」とか、「ご夫婦の間で違う事を考えている」などというのは、当たり前です。
こちらが聞くことに集中することで、本当に大事なのは何か、何を整理するべきか、何か取捨選択するべきか、などが見えてきます。
そのうえでプランを考えて提示いたします。
それがイメージ通りなら言うことなしですが、仮にイメージとは違っても、「これは好みではない」とか「ここがこうなっているといい」など、どんどんリクエストしてください。
それを踏まえてプランを修正しながら、お客様にフィットする案を練り上げていきます。
それが私たちの設計スタイルです。