(この記事は約2か月前に書いていたものです)

この計画は当初よりスキップフロアを採用した案で進んでいます。設計も終盤に差し掛かり、具体的な構造(柱・梁の仕口など)を検討する段階となりました。これまで手計算(といっても自家製のエクセルファイル)だったところの効率を図りたいことから、木造住宅に特化した構造ソフトを導入することにしました。
3Dモデルをつくることで、伏図では判りにくいスキップフロアの2段梁について視覚化できるので、柱・梁の勝ち負け検討に有効に使わせてもらっています。

また、この計画の構造的特徴は、スキップフロアのほか、小さな吹抜けを2つ用意しているのですが、すのこ床を入れるので、積載荷重は計算に入れ、床剛性ゼロの箇所が組み込まれていることです。
その特殊条件に対して、構造ソフトも初期設定からカスタマイズをして、等級2(長期優良住宅相当)の水平剛性が確保出来ました。