前回の続きで、基礎補強のお話です。

無筋の基礎に抱き合わせる鉄筋コンクリート(以下、RC)は外周側は大引の高さまで上げるので梁せいとしては450以上。I型のRCにします。当時の捨コンが平滑ではなく補強分の幅もないことから、新たに捨コンを打ちコテで押えて型枠の精度が出るようにしています。

大引と柱脚に水分が行かないように、2枚重ねをした黄色いウレタン塗装の型枠を土台と コンクリートの間にセットしています。さらにコーナー部から水が入るのを防ぐためにシールしてもらいました。
ウレタン型枠をまたいで亜鉛めっきのプレートが配筋の中に差し込んでいますが、これは20KNのホールダウン金物になります。補強部のRCと通し柱を緊結する必要があったので、改修専用の製品を使いました。

コンクリートを打設し、型枠を脱型したところです。

内部の基礎補強は、GLから30㎝未満でも問題ないので、通常の土台下で止めます。そうすると45㎝以下の梁せいなのでL型の布基礎をつくります。上の2枚はその配筋と、底盤打設の写真。

L型基礎補強の立ち上がりも打設し、底盤に土を被せたところ。