建築家・松原正明さんのお誘いを受けて、蓄熱型薪ストーブの講座に行ってきました。
講座では
・暖炉と比べた時の薪ストーブの熱効率の良さ
・高気密が進んでいる現代の住宅において、相性の良いのが蓄熱式薪ストーブであることと、その理由
・遠赤外線効果とは、表面温度と赤外線の周波数の関係、加熱効果が認められる帯域
などかなり深いところまで話が出ていました。
薪の燃やし方も、ただいっぱい詰め込めばいいというのではなく、適量を入れそれが完全燃焼することがメンテ上も熱効率上も理想なのだそうです。
特に蓄熱式は、取り込む空気の量で火力をコントロールするのではなく、まずきれいに燃やしてしまって、それを蓄熱体に蓄熱させ、時間を掛けて放熱させていくのが、経済的で熱損失の少ない使い方なのだそうです。
長時間にわたって放熱するということは、蓄えた熱を小出しにするということですからストーブの表面温度は従来のものより低温になり、その温度は遠赤外線の中で加熱効果のある帯域なのだそうです。「ヴィーンの変位則」というのだそうです。
大変、勉強になりました。行ってよかったです。
ちなみに、今日は積乱雲もくもく、夏真っ盛り、とても暑い1日でした。(笑)
(白﨑泰弘)