2015-04-21
世田谷のショップ&ハウスのプレカット図のチェック作業です。
現代の木造住宅は、現地で木材を切るという作業はほとんどなく、プレカット工場で切ってきます。プレカットするためには、設計者が間違いのないよう丁寧にチェックする必要があり、監理業務の中でも大事な作業の一つとなっています。
今回、図面の多さに少々驚きました。
今までの経験では規模によらず20枚余りだったのですが、今回出てきた枚数は50枚を超えていました。
理由は、通常、主だった軸組図の数枚が出図されてくるのですが、今回は殆どの軸組図が出てきたからです。
2種類の屋根勾配がぶつかってくる形態のため、設計者に確認してもらおうということだと思います。
こちらのほうとしては、ほとんどの仕口を軸組で確認でき、今回の階高をぎりぎり抑えた設計の中で、仕口金物が室内側に出ないか、設備配管の通るスペースや電気配線のルート等、もれなく確認することができました。
(白崎泰弘)